ターボファンを点検することの重要性やその方法の解説

ターボファン

工場などでは送風機やブロワーがよく使用されます。空気調和器で設定の温湿度に調整した空気を構内に送風するために使われたり、逆に高温の室内の空気を屋外に排気する排気ファンや、廃水処理設備の一つの活性汚泥処理設備用エアーの送風に使われるブロワー等でも使われます。これらの送風設備の一つとして使われることが多いのはターボファンです。ターボファンとは送風機やブロワーにガスを吸い込みファンをモーターで回転させることでガスに遠心力がもたらされ圧力が発生し、その圧力で送風する設備のことです。家庭でも室内空調や扇風機でファンが使われているので馴染みのある設備です。このファンを安定して使用していくためには、日々の点検と定期的なオーバーホールが欠かせません。

ファンを点検する重要性について

そこでターボファンを点検することの大切さを幾つか紹介します。まずは当然のことですが、トラブル防止のためです。ファンはモーターにより高速で連続運転していますので、常に過酷な環境にあります。このため点検もせずに運転を継続すると、振動でファンががたつき破損したり、ファンを支えているベアリングが磨耗して破損する恐れもあります。破損してから修理を手配しても部品がなかったり、修理業者もすぐに対応できないこともありますのでかなりの被害が生じます。また点検することで性能が低下することを防止する目的もあります。ファンを長時間使用すると、流体に含まれる不純物等が流入しファンに付着します。付着量が多いと送風するガス量が少なくなりますし、ファンの消費電力も増えて電気代もかかります。これらの問題点を防ぐためにもファンを点検する事は大切です。

ファンの正しい点検方法について

以上のようなトラブルを防止するために、ターボファンの一般的な点検方法についてここでは紹介します。まずは運転中の点検方法ですが、目視による点検が基本です。回転音や異常な振動や異音がないか、潤滑油の量は適正かどうか実機を見て確認しましょう。次にファンのデータを定期的に取ることです。ファンの吸い込み圧力や吐出圧力、モーター電流や振動値等も測定しましょう。測定データが管理値よりオーバーしていないか、以前のデータと比べて値がおかしくないか等を確認して、異常が認められたら早めに止めて整備して下さい。最後は定期的なファンの開放点検です。ファンメーカーの推奨する開放点検の運転時間に到達すれば、停止してファンをばらしてファン状況を確認しましょう。汚れがひどい場合は掃除することが大切です。