まずはターボファンとはどんなものなのかを解説します

ターボファン

ターボファンは送風機に利用されているもので、気体を送る目的で使われています。飛行機のジェットエンジンにも利用されており、エンジンの高速回転を利用して機体を移動するなどの役割があり、遠心力を利用して気体に力を与えて風速として取り出すなどの原理になります。ファンモーターの一つに多翼ファンと呼ぶものがありますが、原理そのものは同じでも、羽根の枚数が多くある、風量を大きく出来る、静圧を高める事が出来るなどの違いがあります。さらに、燃費性能にも優れているなどのメリットもあります。これに対して、ターボファンの場合は羽根が後ろ向きになっていて比較的幅が広くなっています。枚数についても多翼ファンよりも少ない、薄型の羽根で、回転音が大きくなりやすい、回転数を上げる事で効率を高められるなどの特徴を持ちます。

家庭用の換気扇はプロペラファンと呼ぶものです

気体を送り込む装置の事をファンモーターと呼びます。ファンモーターとはモーターとプロペラを組み合わせた送風機の総称で、扇風機に例えると分かりやすいのではないでしょうか。扇風機はモーター軸にプロペラとも言える羽根を取り付け、モーターを回転させる事で後ろ側の空気を手前に送り込む、風量を与えるための電気製品です。扇風機や換気扇などはプロペラファンと呼ぶもので、羽根の径を大きくしてあげると風量が増える特性があります。気体を送る力、もしくは空気を圧縮する力でもある静圧は高くなりません。ダクトなどを接続すると静圧が高くならないので、気体を別の場所に送り込む事が出来ません。これに対してターボファンや羽根の枚数が多い多翼ファンなどの場合は静圧を高められる特徴を持っています。

遠心送風機は静圧を高める事が出来る構造を持ちます

ターボファンは遠心送風機と呼ぶもので、静圧を高められるためダクトを接続して気体を送り出せるメリットを持っています。住宅の空調設備や工業用設備などで利用が行われているもので、家庭用の設備の代表例としてはレンジフードなどがあります。レンジフードは換気扇の内側に取り付けられている設備で、煙などをレンジフードで集めて、換気扇が集めた煙を屋外に排出させる役割を持っています。仮に扇風機などのようなプロペラファンを使って煙を排出させる場合、静圧が高くないのでレンジフードを取り付けると屋外に煙を排出する事は出来ません。特にマンションなどの場合はキッチンから屋外までの距離が長くなるため、静圧を高める事が出来る遠心送風機が有効になるわけです。また、羽根を大きくする事でパワーが拡大するなどの多翼ファンとの違いもあります。